げんき通信 Vol.18 令和元年7月5日発行

フレイルって、聞いたことありますか?

 突然ですが、みなさんはフレイルという言葉を聞いたことがありますか?
 フレイルとは、日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、健康な状態と要介護状態の中間の段階です。具体的には、加齢に伴い筋力が衰えて、疲れやすくなり、家に引きこもりがちになるなど、年齢を重ねることで生じる衰え全般を指します。語源は、英語で虚弱を意味する「frailty(フレイルティ)《です。
 フレイルは運動の継続や適切な食生活により予防することができます。また、フレイルの状態になっても回復することも期待できます。フレイルには、身体的フレイル(転倒を繰り返す、低栄養など)、精神・心理的フレイル(認知機能や意欲・判断力の低下など)、社会的フレイル(社会交流の減少など)があり、相互に影響しあっています。
 フレイル予防のために必要なことは、適度な運動を習慣にすること、バランスの良い食事をとること、外出や人と接する機会を増やすことです。
 運動は、ストレッチやラジオ体操、1日20分程度のウォーキングなど、無理のない範囲で行うことが大切です。
 食事は、1日3食、規則正しい食事を心がけてください。栄養のバランスがとれた食事をとることはもちろん重要ですが、特に筋肉を衰えさせないためには、タンパク質を十分にとる必要があります。朝は卵や紊豆、昼と夜は魚、肉、豆腐などを食べるとよいでしょう。また、しっかり噛むことや定期的に歯の状態をチェックすることもフレイル予防につながります。
 町内会や趣味の活動に積極的に参加することが、心身によい影響を及ぼします。お友達同士でカラオケや麻雀などを行うことは、脳の活性化にも役立ちます。


■ 令和元年度 東洋医学一般公開講座のご案内

肩こり対策と元気づくりのツボ・体操講座

 肩こりでつらい思いをされている方は、たくさんいらっしゃると思います。また、人生100年時代と言われていますが、できるだけ長く元気に活躍したいですよね。
 講座では、肩こり改善とフレイル予防に役立つツボ押しと体操を紹介します。
 皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

7月24日(水) 札幌市白石区民センター(札幌市白石区南郷通1丁目南8 白石区複合庁舎)5階 集会室E

8月 6日(火) 札幌市生涯学習センター ちえりあ (札幌市西区宮の沢1条1丁目1*10)3階 研修室5・6

9月 4日(水) 旭川市市民活動交流センター COCODE(旭川市宮前1条3丁目3番30号)会議研修室1・2

9月 7日(土) 北海道札幌視覚支援学校(札幌市中央区南14条西12丁目1番1号)第2体育館

9月13日(金) 函館視力障害センター(函館市湯川町1丁目35番地20号)大会議室

9月20日(金) 帯広市市民活動交流センター(帯広市西2条南8丁目1番地ふじまるビル)8階 多目的活動室

9月25日(水) 札幌市北区民センター(札幌市北区北25条西6丁目1番1号)3階 講義室

講座開催時間は各会場14時から16時です。
定員がございますのでお早めにお申し込みください。

※参加費無料
※受講のお申し込みは電話またはメールでお願いします。



北海道札幌視覚支援学校附属理療研修センター
TEL(011)533 * 3253
メールアドレス ahaki@hokkaido-c.ed.jp

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