令和5年5月21日

研修講座 『やってみよう整動鍼 人体の連動から導く腰痛治療の最適解』 開催

 5月21日(日)の研修講座は、養気院院長、はりきゅうルームカポス院長、一般社団法人 整動協会代表の栗原誠先生をお招きし、「人体の連動から導く腰痛治療の最適解」というテーマで開催しました。
 最初に、整動鍼は症状を動きの問題として捉えており、これは客観的なものであることから、患者・術者・第三者が誤解なく正しく効果を理解できるものであると説明がありました。また、動きとツボの関係を解き明かすために、各々のツボの持つ効果について重要視しているところが特徴的でした。
 その後、身体各部の連動に基づき、立位と坐位での体幹前屈が困難な腰痛や股関節内外旋困難に対するアプローチなど、使用するツボの解説を交えながら多くのデモと実習を行っていただきました。 
 整動鍼では、痛みの局所ではなく人体の連動から導びかれた遠隔のツボが選択されます。また、ツボは再現性を得るために厳密に正しく取穴すること、正確な刺鍼のために細鍼管の鍼を用いることとしているところが特徴的でした。
 デモや実習中、正しい取穴からの刺激で確かな効果が現れること、症状に対して即効性が表れること、刺激は最小限で十分なことなど受講者の皆さんも非常に実感している様子でした。
 明日からの臨床に即活かせる、大変学びの多い講座となりました。
 
 次回は、6月17日(土)・18日(日)に第1回基礎講座を開催します。
 テーマは、「肩関節の構造と機能〜投動作障害に対するアプローチ」です。講師は当センター指導員が担当します。
 多数のご参加をお待ちしております。



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