令和5年10月1日


研修講座 『関節トレーニング〜患者さんと施術者のためのセルフケア〜』開催

  10月1日(日)の研修講座は、川沿治療院院長、JTA協会認定インストラクターの筒井恵美子先生をお招きし、「患者さんと施術者のためのセルフケア」をテーマに開催しました。
 まず、各関節において「関節を動かす力」と「関節を守る力」のバランスの崩れは代償動作を生み、痛みなどの諸症状に繋がること。そして「さぼり筋」を鍛えることで関節を守る力を向上させるエクササイズが「関節トレーニング」であるとご説明いただきました。
 例えば、肩甲下筋がサボると(筋力が低下すると)、ストレートネックになる、背中が痛くなる、巻き肩になる、腕や指がむくみやすくなる、呼吸が浅くなるなどの症状が現れると示されました。
 また、通常の筋トレと違う点は、効果がその場で実感できること、関節が安定し根本的に痛みが改善できること、子供から高齢者、更にアスリートまで様々なケースに対応できることなどが挙げられました。
 実技では12個の「さぼり筋」、橈側手根屈筋・尺側手根屈筋・肩甲下筋・上腕三頭筋・前鋸筋・菱形筋・後脛骨筋・腓骨筋群・内側ハムストリングス・大腿内転筋群・腸腰筋・腹横筋のトレーニング方法についてご紹介いただきました。
 旧北海道高等盲学校の修了生である筒井先生のお声がけで、更に助手として2名の修了生の方にもご来所いただき、大変きめ細かく指導していただくことができました。
 正しいフォーム・正しい負荷量での関節トレーニングによって、痛みの改善やROM拡大が即現れることを多くの受講者の方が実感していました。
本日のテーマの通り、患者さんにとっても自身にとっても即実践可能である、新しい知識と技術を学ぶことができた研修講座でした。




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