令和5年11月18・19日

研修講座 『主な内科疾患・症状に対する理療治療』 開催

 11月18日(土)、19日(日)に、標記講座が開催されました。
 臨床の現場で問診・治療を行っていく中で訴えられることの多い手足の冷え、便通障害などの不定愁訴に対し、どのような分類で捉え、治療を組み立てるかという視点で講義・実習を行いました。
 今回の講座では特に「冷え」と「胃腸障害(過敏性腸症候群)」に着目して行いました。
 講義では、それぞれの病態やその要因、チェックリストを用いた分類やタイプ分けなどについて詳しく説明し、捉えづらい病態についての知識を深めました。特に冷えの症状に関しては、4つのタイプに分け、それぞれの病態や治療法について細かく解説しました。
 実習では、鍼灸治療・手技療法・セルフケアについて行いました。鍼灸治療では低周波鍼通電療法や腹部の灸について、手技療法では腹部や足部のマッサージについて、セルフケアでは患者さんが簡単に行える食事と体操について説明を交えて実習しました。
 受講者の方々はじっくりと話を聞き、お互いに施術をしながら学んでおられました。患者さんの不定愁訴を改善することで、QOLの更なる改善につなげる一助としていただければ幸いです。

 次回は12月10日(日)、果梨堂院長の松山優先生をお招きし、「不妊症・更年期障害の鍼灸治療」についてお話しいただきます。是非ご参加ください。


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