令和6年1月20・21日

研修講座 『腰痛の診察法』 開催

 
 1月20・21日に「腰痛の診察法」というテーマで研修講座を開催しました。
 腰痛は、私達にとって大変身近で、よく遭遇する症状ですが、普段慣れているからこそ、しっかりと復習を行い、さらに腰痛の正しい理解を深めることが、日常の臨床で大切であると再認識できるような講座となりました。
 まず、腰痛の原因が明らかな特異的腰痛を示す代表的な疾患(腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性腰痛症脊椎圧迫骨折等)について学習しました。
 また、腰痛の原因が不明で予後が良好な「非特異的腰痛」が全体の約85%を占めており、この腰痛には、心理社会的要因を考慮した多面的な視点からの評価が必要であることから、私たちのような施術が適していることを再確認できました。
 また、「腰痛のRed flags」(潜在する重要疾患を示唆する項目)について学び、腰痛を訴える患者の診察においては、この項目を意識することで、重要な疾患を見逃さないようにしなければならないことも分かりました。
 今回、改めて腰痛について正しい病態把握を行い、必要な診察を患者の負担を考慮しつつ進め、正確な評価をすることが、治療効果を上げるとともに、治療に伴うリスク管理ができることを学びました。日常の臨床ですぐ役立てることができる有意義な講座となりました。




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