令和6年11月10日

第3回東洋医学講座 『経筋治療の実際』 開催

 今回は京都から、経絡腧穴研究会の篠原昭二先生をお招きし、経筋治療の基本について、講義・実習を行いました。
 午前の講義では、膝痛と口唇、胃腸の症状が関連していることについて、経絡・経筋の考え方をもとに、詳細な説明がありました。また、身体の症状に対して 栄穴や経穴の反応を踏まえた治療により、大きな効果が得られた症例など、これまでの臨床経験や研究に裏打ちされた経筋治療の実際について、お話しいただき ました。
 午後の実技では、膝や股関節痛などの症状を中心に、足部にある栄穴の圧痛の見方やその部に対する刺鍼法など、各グループを回りながら丁寧に指導していただきました。受講者もお互いに圧痛や症状の変化を伝え合いながら、活発に実習を行っていました。
 普段の治療にプラスして行うことで、治療効果を飛躍的に高める技術について学ぶことができる、貴重な機会になったのではないかと思います。

 次回は11月16日(土)、17日(日)に『睡眠障害に対する理療治療』というテーマで、センター指導員が講義・実習を行います。多くの患者さんが悩ま されている不眠症を中心に、睡眠のメカニズム及び、手技、灸を中心に、理療治療の具体的な方法やセルフケアについて研修します。ぜひご参加ください。






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