令和7年10月26日

第1回理療専門講座『指圧の基礎と応用〜妊娠中・産後のケア〜』開催

 今回は東京から、The立川鍼灸院治療室ホスピターレ院長の岡本雅典先生をお招きし、指圧の基礎及び妊婦・産後の方の諸症状に対する指圧法について、受講者同士でペアを組み、実習を行いました。
 午前は、押圧の三原則や正しい指圧のための立ち位置、姿勢、体重移動についての確認を行い、その上で実際に伏臥位での背部への施術を例に実習を行いました。
 さらに、甘手・辛手の修正の仕方についても説明がありました。指の当て方や向き、手首の状態、立ち位置など、少しの違いで圧の入り方、押しやすさが変わることを実感している様子でした。
 午後は、妊娠中や産後の方の訴える様々な症状について、その病態についての説明とともに、側臥位での施術を行いました。側臥位での安定した圧の入れ方、腰痛、股関節痛、頸肩こりのほか、便秘やこむら返りなどに対する指圧などを行いました。
 岡本先生には各グループを回っていただき、受講者一人一人の動きをみて、それぞれ丁寧にご指導いただきました。
 直接学ぶ機会の少ない指圧法について、詳しく学ぶよい機会となりました。より適切な方法で指圧を行うことにより、深いところまで圧を届かせるとともに、施術者の傷害予防にもつながるのではないかと思います。
 
 次回は令和7年11月16日(日)に『高齢者に寄り添う鍼灸治療』というテーマで行います。講師は新潟医療福祉大学より、江川雅人先生をお招きします。
 認知症やフレイル予防など、高齢者の抱える悩みに対する施術や対話の仕方についてご指導いただきます。ぜひご参加ください。








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