げんき通信 Vol.25 令和3年7月12日発行

甘酒で夏バテ知らず

 寒い冬、雪だるまみたいになって外から帰ってきたとき、お母さんが作ってくれた甘酒を飲むと、心も体も温まりましたよね。
 でも江戸時代、甘酒は花火や金魚売りのように、夏の風物詩だったんです。ところてんや冷や水(砂糖水に白玉を入れたもの)みたいに行商人が売り歩いて、暑気払いのために冷やして飲むものだったんです。だから俳句でも「甘酒」は夏の季語なんです。
 ここでいう甘酒は、私達が冬に飲む、酒粕と砂糖から作るものではなくて、米と麹から作るもので、アルコール分は含まれていないんです。その代わりビタミ ンB群や必須アミノ酸がたっぷり含まれていて、栄養補給や整腸作用があるんです。抗酸化作用のあるエルゴチオネインも豊富で、お肌の美容にもとってもいい んです。そして麹の作用ででんぷんがブドウ糖に変わるので甘みがあり、大人はもちろん、子供も飲んでいたのです。値段も一杯100円ぐらいで、江戸の人達 にとって甘酒は、手軽に買える健康ドリンクだったんです。
 今年の夏は「飲む点滴」ともいわれる甘酒を飲んで、夏バテ予防しながら、江戸っ子気分を味わってみませんか?

夏バテ防止、胃腸を整えるツボ紹介

●中脘(ちゅうかん)
 位置:みぞおちとおへそを結ぶ線の真ん中。
 両手の中指が向かい合わせになるように、左右からお腹に両手をあてて中指で押します。指で押さずに、カイロなどをあてて温めても効果的です。
 満腹時の刺激は避けましょう。

●足三里(あしさんり)
 位置:膝のお皿の外側にあるくぼみから指4本分下がったところ、脛の骨の外側。
 左右同時に押してもいいですし、片方ずつでもかまいません。
 ツボを押すときは、親指や中指で、気持ちがいいと感じる程度の強さで10回程押します。押すときは1、2、3、4で息を吐きながら押して、5、6、7、8で息を吸いながら指を離してください。強く押しすぎないようにしてくださいね。

令和3年度 附属理療研修センター主催講座のご案内

※日程、会場等は変更になる場合があります。
※受講の受付など詳細については、近くなりましたらホームページ、げんき通信等でご案内いたします。
※受講のお申し込みは電話またはメールでお願いします。

東洋医学一般公開講座

テーマ「不調改善!ツボ押し体操」
 首・肩のこり、疲れ目、むくみなどの不調を、ツボを押しながら体操をすることにより改善します。

7月28日(水)札幌市北区民センター
8月19日(木)札幌市手稲区民センター
8月25日(水)旭川市障害者福祉センター おぴった
8月28日(土)北海道札幌視覚支援学校
9月10日(金)苫小牧市福祉ふれあいセンター
9月17日(金)帯広市市民活動交流センター
9月28日(火)札幌市白石区民センター

東洋医学ミニ講座

 近隣町内会の方を対象とした、健康に関する講座を当センターで行います。(令和4年1月に実施予定です)


北海道札幌視覚支援学校附属理療研f修センター
TEL(011)533 - 3253
メールアドレス ahaki@popmail.hokkaido-c.ed.jp

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