げんき通信 Vol.26 令和3年11月5日発行

柿とさんまとお医者さん

 食欲の秋にちなんだことわざに、「柿が赤くなると医者が青くなる」というのがあります。これは柿が赤く色づく季節、つまり秋になるといろんなものが実って食べ物が豊富になり、栄養状態がよくなること、また気候的にも秋は暑すぎもせず、寒すぎもせず、体に優しい過ごしやすい季節であることなど、人々が病気になりにくく、そのため医者が暇になって青くなるという意味です。実際、柿にはビタミンCが豊富で風邪の予防にもなります。
 地方によって赤くなるのが、「柿」ではなく、「みかん」や「りんご」になったりしますけど、みかんやりんごも体にいいので、やっぱりお医者さんは青くなりますよね。
 他にも、「さんまが出るとあんまが引っ込む」ということわざもあります。秋の代表的な味覚のさんまにはDHA(ドコサヘキサエン酸)やビタミンB12が豊富で、コレステロールを下げるだけでなく、貧血の予防の効果もあります。
 赤と青、さんまとあんま、出ると引っ込むなど、昔の人は言葉遊びをしながら、健康を気遣っていたんですね。
 おいしいものには事欠かさない秋ですが、「腹八分目の医者いらず」ということわざもあるので、食べ過ぎには気をつけてくださいね。

冬がくる前に、風邪予防のツボ紹介

●大椎(だいつい)
 位置:頭を前に倒したときに、首の後ろで一番盛り上がってくる骨(第7頸椎)の下。
 人差し指や中指で押しづらいときは、お風呂のときにシャワーをあてたり、カイロを貼ったりして温めると効果的です。

●中府(ちゅうふ)
 位置:鎖骨の下の外端にあるくぼみ。
 左を押すときは右手、右を押すときは左手を使いましょう。一差し指、中指、薬指をそろえて円を描くようにマッサージしましょう。

 ツボを押すときは、気持ちがいいと感じる程度の強さで10回程押します。押すときは「1、2、3、4」で息を吐きながら押して、「5、6、7、8」で息を吸いながら指を離してください。強く押しすぎないでくださいね。

東洋医学ミニ講座のご案内

 近隣町内会の方を対象とした、健康に関する講座を当センターで行います。
テーマ:『膝の痛みに対するセルフケア』
内容:お灸体験と運動療法をご紹介します。
開催日:令和4年1月14日(金)
時間:14時~15時30分
場所:札幌視覚支援学校附属理療研修センター
(学校の東側の玄関からお入り下さい)
定員:6名(定員になり次第締め切らせていただきます)
※膝のまわりにお灸を据えますので、膝を出しやすい服装でお越しください。
お申込み
電話:011-533-3253
メールアドレス:ahaki@popmail.hokkaido-c.ed.jp

【新型コロナウイルス感染拡大防止のために】
マスク(できれば不織布のもの)の着用をお願いします。
受付の際、検温と簡単な健康チェックをさせていただきます。
※感染状況の推移により、中止になる場合がありますのでご了承ください。

北海道札幌視覚支援学校附属理療研f修センター
TEL(011)533 - 3253
メールアドレス ahaki@popmail.hokkaido-c.ed.jp

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